福祉についての学習(4年生)

4年生の総合的な学習では、福祉について学ぶ時間があります。

11日(火)には、仙台市ボランティアセンターからご紹介いただいた3名の講師の方をお招きし、講話をいただきました。

視覚障害のある講師の方からは、日常生活の中で困ることは何か、工夫していることや視覚を補うための便利グッズにはどんなものがあるか等のお話を伺いました。視覚障害があることで食べにくいものとして、「ざるそば」「いちごのショートケーキ」との話があり、子供たちは興味津々で話を聞いていました。

また、後半は、実際にアイマスクをした状態で折り紙を折る体験もしました。



下肢障害のある講師の方からは、一緒に生活している介助犬のことやパラスポーツについてのお話を伺いました。介助犬は、現在、宮城県に1頭しかいないそうです。介助犬がいると、どんなときに助かるのかというお話を具体的に聞くことができました。

また、講師の方は、パラスポーツのカヌー競技で日本代表として活躍したことのある方でしたので、実際の試合の映像を見せていただき、健常者の方と一緒に競技することもできるという話も伺うことができました。

 




聴覚障害のある講師の方からは、生活していて大変なこととして、水を出しっぱなしいしていても音が聞こえず気づかないままになることなど、いくつかのエピソードを教えていただきました。また、聴覚障害の方と接するときには、考えていることを伝える上で、表情や身体の動きがとても大切だということも知ることができました。

簡単な手話も体験した子供たち。授業後に講師の方に駆け寄り、手話で「ありがとう」と伝える姿も見られました。

 


ボランティアセンターの方からは、「同じ障害でも一人一人違うので、相手のことを想像して関って
ほしい」「自分には何ができるのかを考えてほしい」とのお話もいただきました。

 当事者の方々と直接接することで、障害のある方の生活や思いに触れることができた貴重な時間となりました。

 

 

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