【校長メッセージ】2学期始動!「笑顔の輪」は挨拶と勇気ある行動から

  この2学期も、こどもたちが「笑顔」で学校生活を送るために、始業式では、「あいさつ」と「友達との関わり方」について話をしました。

1. 笑顔を増やす「明るい挨拶」

 子どもたちには「メリハリ」と「トーン」を意識した挨拶を呼びかけました。 

 メリハリ: 棒読みの「おはよーございますー」ではなく、「おはようございます!」と、言葉に元気を乗せて相手に届けます。 

 トーン: 普段より声の高さを一段上げることで、「明るさ」と「前向きさ」が伝わり、爽やかな挨拶になります。 

 先日行ったあいさつ運動では、特に4年生の皆さんが朝早くから自主的に活動し、心から楽しんでいる様子が伝わってきました。その「楽しむ気持ち」こそが相手に届き、七郷小学校全体の挨拶の質を高めています。 

 これからもこの「気持ちを込めた明るい挨拶」で、学校中に笑顔の輪を広げていきます。 

2. 人の笑顔を守る「勇気ある行動」

次に、友達との関わりについて、私自身の小中学校時代の体験を二つ話しました。

【その1:勇気ある行動が笑顔を生んだ話】

私が小学4年生のときの話です。 

朝早く登校した友達のAくんが、髪の毛を切りすぎたことを恥ずかしがり、ずっと帽子をかぶっていました。クラスの友達が面白がって帽子を取ろうと追いかけ始めたとき、私はAくんの前に立ち、「やめろ」と声を上げて必死で彼を守りました。 

最初は私一人でしたが、その後、Aくんを守るために賛同してくれる友達が一人、また一人と増えていきました。数日後、Aくんが帽子を取って登校したとき、周りのみんなは誰もからかうことなく、受け入れました。 

「正しいと思ったことを、勇気を持って行動する」ことで、Aくんも私も、そして周りの仲間たちも笑顔になれたのです。 

【その2:後悔として残る「消した笑顔」の話】

一方、中学校時代には逆の経験をしました。

体の大きなBくんがからかわれているのを面白がって、私もからかう側に加わってしまったことがありました。当時、私たちは笑っていましたが、Bくんは困ったような、嫌がっているような表情をしていました。 

私はそのときのBくんの表情を、40年経った今でも覚えています。人を傷つける行為は、相手の笑顔を奪うだけでなく、自分の心にも消しがたい嫌な思いを残します。 

3. スローガンに込めた「笑顔の連鎖」

この二つの話の大きな違いは、「相手を笑顔にしたかどうか」です。 

だからこそ、こどもたちがつくった今年の児童会スローガンは本当にすばらしいのです。 

「スマイルアップ~ふわふわ言葉で相手も自分も笑顔にしよう」 

自分たちが発した「ふわふわ言葉」や「勇気ある行動」が、まず相手を笑顔にします。そして、その笑顔を見たとき、私たち自身の心も温かくなり、笑顔になるのです。 

このすてきな「笑顔の連鎖」を、2学期、全校でさらに大きく、強くしていきたいものです。

 2学期に頑張りたいことを立派に発表しました!

【1年生代表児童】

 

【4年生代表児童】

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