3年生「心のバリアフリー」出前授業レポート

  107日(火)、七郷小学校の3年生を対象に、「心のバリアフリー」を学ぶ特別な出前授業が開催されました。講師としてお迎えしたのは、義足のランナー松本さんと、義肢装具士の宮内さんです。

 講師の松本さんは、「私の人生ストーリー」の中で、小学校4年生で右足を切断するという経験を乗り越え、その後走る魅力に取りつかれ、ついにはフルマラソンを完走するまでに至った道のりについてお話ししてくださいました。そして、2021年に東京パラリンピックの聖火ランナーを務められたというエピソードが紹介されると、こどもたちからは驚きの声が上がりました。 

 続いて、義足を作る専門家である宮内さんからは、義肢装具士の仕事についてのお話がありました。

 実際に使用する義足や義手を見せて触らせてくださり、普段なかなか目にすることのない専門的な道具に、子どもたちは興味津々でした。 

 さらに、貴重な機会として松本さんと一緒に体育館を走るという体験もさせていただきました。力強く地面を蹴って走る松本さんの姿は、こどもたちにとって障害の有無を超えた「かっこいい大人」そのもの。一緒に走ったこどもたちの表情は、笑顔であふれていました。 

 松本さんからは、「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ。」というメッセージをいただきました。

 この言葉は、私たち大人の心にも刺さるものでした。人は誰でも苦手なことや、できないことがあります。しかし、自分に「残された力」や「得意なこと」に目を向け、それを最大限に生かすことこそが、豊かな人生を切り開く鍵だと教えていただきました。 

 授業の最後には、こどもたちからたくさんの質問が飛び出しました。松本さん、宮内さんのお二人は、その一つ一つにとても丁寧に、真摯に答えてくださいました。 

 この出前授業は、3年生にとって「心のバリアフリー」の第一歩を踏み出す、かけがえのない貴重な体験となりました。 

 松本さん、宮内さん、心に響くすばらしい授業を本当にありがとうございました!








 





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